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企業特集詳細
大陽日酸株式会社~明るく元気いっぱいの社風で目指すは世界No1~
大陽日酸株式会社
人事二部人事二課
河合良祐さん
●大陽日酸さんの産業ガス業界国内第1位、世界第5位また『創業以来赤字知らず』の強さの秘訣は何でしょう?
○まずは安全、保安、品質保証、環境、いわゆるコンプライアンスを遵守することに、産業ガス業界のリーディングカンパニーとして力を入れてきたことが挙げられるでしょう。その結果、お客様から厚い信頼をいただいています。
次に本業である「産業ガス事業」に専念してきたということが挙げられます。過去に企業として多角化的展開を図った時期もありましたが、現在では本業の「産業ガス事業」を柱に堅実な経営を行っています。またお客様が鉄鋼、化学、自動車、半導体、食品、医療など様々な業界に分散していますので、ひとつの業界の景気に左右されにくいというのが、堅実で安定した経営ができている秘訣のひとつだと思います。
ここ数年では、既存事業による自力成長に加えM&Aを用いた企業規模の拡大を進めています。M&Aを成功に導くだけの潤沢な資金を蓄え、可能性のある企業を見極める目がある人材が豊富であるというのも弊社の強さだと思います。
●創業明治43年(1910年)創立というとかなり歴史のある会社ですが、社風はどんな感じでしょうか。
○大陽日酸は2004年に日本酸素、大陽東洋酸素が合併してできた企業です。
もともと家族的、風通しがよいという点については二社に共通していた点だと思います。違う点は日本酸素が1910年創業以来国内業界TOPということで「紳士的」、相撲で言う横綱のように「どっしりと構えて受けて立つ」という社風であったのに対し、一方の大陽東洋酸素は業界4位、「上を目指してどんどん前へ進め!」というような自由闊達な社風でした。また地域的な話で言いますと日本酸素は東京本社、大陽東洋酸素は大阪本社であり、合併により東西を補完できました。また両社は合併前から主要関係会社を共同で設立運営したり、と事業面においても一部協力関係にありました。従って合併はスムーズに進み、大陽日酸は旧両社の強み、魅力がうまくブレンドされた感じです。
●産業ガスというと馴染みがないのですが、どんなものでしょうか。
○産業ガスとはこの世に存在するあらゆるガス(「気体」)の総称だと思ってください。その中でも空気から分離するガス、エア・セパレートガス(酸素、窒素、アルゴン)がメインの製品です。
産業ガスを使用する業界は鉄鋼、化学、造船などの基幹産業から、宇宙や半導体関連などの最先端産業、はたまた食品や医療など身近な分野というように非常に多岐に渡ります。逆に言いますと産業ガス無しには何も作れない、豊かな生活が送れないといっても過言ではありません。
また最近では、お客様の事業における環境対策としても産業ガスは活躍しています。実を言うと大陽日酸の販売している酸素の3分の1は主に「酸素燃焼」の分野でこういったお客様の環境対策のために使われています。
もちろんお客様からすると酸素を購入する費用はかかるのですが、環境への負荷軽減だけではなく生産効率を上げるためにも有効であるため今後も酸素の需要は増えていくと思います。
●”大”陽日酸という社名の由来について教えてください。
○この名前の由来は、大陽東洋酸素の前進である大陽酸素の設立時(1946年)、いわゆる終戦の翌年まで遡ります。大陽酸素の創業者が終戦の翌年、産業ガス会社を立ち上げるときに、験(げん)を担ぎ、占い師に“太”陽酸素という社名の画数を占ってもらったそうです。その占い師から“太”陽酸素という社名から一角減らせば安定した会社になりますよいわれ“太”陽酸素から”大”陽酸素へ変更したということです。再編を通し現在は大陽日酸という社名でありますが、この社名の画数が良いかどうかを確認したひとは未だいないようです。蛇足でしたね。
●平均勤続年数が17年と長いのですが、その理由は何だと思われますか?また女性の活用についてはいかがでしょうか。
○仕事上では社員それぞれに悩み・不安があるかと思いますが、先に述べたように家族的な社風の中では、社員の間で仲間意識、チーム意識が高く、やめる理由に繋がらないということがあると思います。
また弊社が扱っている産業ガスは産業に不可欠なもので、社会に必要なものを販売させていただいている、また環境負荷の軽減に貢献している弊社の事業に社員が誇りを持っていることもあると思います。
昨今話題になる若者の早期離職。世間では3年3割退職と言われますが、当社は過去3年に総合職が100名入社し退職したのはわずか2名です。
女性の活用については、実は産業ガス業界全体、他の業界と比べて遅れ気味ではあると思います。しかしながら、最近では弊社も総合職で女性を採用し始めました。彼女たちが入社後非常にがんばってくれているとの評価を聞くと、今後この業界でも女性が活躍していくのではと感じています。
●技術系、文系、それぞれどのような分野で活躍できるフィールドがありますか?
○大陽日酸には「低温・高圧・分離・真空・ガスコントロール技術」の5つの基盤技術があります。それに関わるフィールドで技術系社員は学生時代の専攻にとらわれることなく幅広い分野で活躍しています。
一方、文系についても、弊社はメーカーではありながら、文系の社員も新卒採用全体の半分の数を採用しています。文系社員にも活躍のフィールドは幅広く、文系ならではの能力を発揮しキャリアを構築しています。
●ビジネススクール派遣、MBA派遣の制度について教えてください。
○グローバルビジネスで通用する人材育成のために、ビジネススクール派遣、MBA派遣を将来的に実現したいと考えています。ビジネススクールについては管理職、経営幹部候補の社員を国内のビジネススクールへ、MBAでは、英語力、実力共に高く、弊社の将来を担う若手社員を派遣したいと考えています。
●海外出張、海外赴任の可能性について教えてください。
○海外出張について明確な統計は取っていないのですが、東南アジア、中国、韓国、台湾、北米を中心に、年齢、階層、職種に関係なく多くの社員が出張しています。また新入社員でも海外出張に行くチャンスもあります。海外赴任については、現在40数名の社員が赴任中ですが、現地法人のマネジャーとして派遣されますので経験、実力をつけてからと言うことになります。入社10年程度以上経ってからという場合が多いと思います。しかし、今後は今以上に海外売上比率の向上を目指していますので、30歳と言わず適応能力がある場合には、どんどん海外に行っていただく機会は増えてゆくことでしょう。
●河合さんが入社されてから仕事の中で今までで一番感動したこと、思い出に残っていることは何ですか?
○弊社では入社後3ヶ月間新入社員研修を行い、終了時に壮行会を行います。ある年の壮行会の時に新入社員が少しずつお金を出し合って私を含め3名の採用・研修担当者にワイシャツをプレゼントしてくれました。彼らとは彼らが就職活動を始めたころからの付き合いで、彼らへの思いも特別なものがあります。「河合さんに恩返しが出来るよう配属先で頑張ります!」という言葉を聞いた時にはとても感動し、自然と涙が溢れました。
また、これは別の研修での出来事ですが、昨年、弊社で初めての試みで「グローバル要員選抜育成研修」を実施しました。一泊二日の研修を月1回、16名の選抜メンバーに対して1年間をかけて行いました。研修を企画したのは私、16名のメンバーは先輩ばかり、また彼らも初めての研修ということで喧々諤々の雰囲気、最初は不平や不満を言われっ放しでした。しかし、1年の中でメンバーとの間に仲間意識が生まれとてもいい関係を築くことができました。最後の日に研修講師から修了証書が16名のメンバーに手渡されましたがその後の打ち上げでメンバーが“河合はよくやってくれた、17人目の修了者だ”と手作りの修了証書と私が前々から欲しかったiPodをプレゼンとしてくれたときには本当に嬉しかったです。「この仕事をしていて良かった・・・」と。
この2つの出来事が私の人事部での経験で感動した出来事として残っています。
●就職活動を行う留学生に一言アドバイスをお願いします。
就職活動とは、自分のビジョンをどれだけ明確に築き上げられるかということだと思います。企業を選ぶ際には知名度や人気に振り回されるのではなく、自分のビジョンとマッチする企業を見極めることが大事だと思います。そうすることで企業とのミスマッチングを解消できます。
皆さんは大学を選ぶときにもかなり悩んだと思うのですが、大学はたった4年、長くても6年くらい、会社は基本的には40年程度、この差を考えるとこの就職活動期間に会社を選ぶのに死に物狂いでトライしてみてもよいのではないでしょうか。Just do it!応援しています!
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